釘 (kugi) lyrics
by 君島大空 (Ohzora Kimishima)
「ねえ 口の中、夕暮れみたいに真っ赤にして」
(音のしない部屋がどうしても欲しいんだよ)
はじまりは骨裏返して
撃ちつけた羽根
誰もいない方へ
見えない声を曳いて
ようこそ
四月のざわめきと
冷えた腕と
「人のふりは続くのです 」
(亀裂が笑う)
隠した手紙を舐めては指折り返す
愛の変わり果てた空に
花は咲くかい?
(いつか同じ声になろうね?君と僕と)
きらきら
傷が偉そうに笑う
笑う
釘が足りない釘が足りない