悪ノ娘 (The Daughter of Evil) lyrics

[悪ノP「悪ノ娘 (ft. 鏡音リン)」歌詞]

[Intro]
おお ほほほほ
さあ、跪きなさい

[Verse 1]
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨するは
齢十四の王女様
絢爛豪華な調度品
顔のよく似た召使
愛馬の名前はジョセフィーヌ
全てが全て彼女のもの

[Pre-Chorus]
お金が足りなくなったなら
愚民どもから搾りとれ
私に逆らう者たちは
粛清してしまえ
「さあ、ひざまずきなさい！」

[Chorus]
悪の華　可憐に咲く
鮮やかな彩りで
周りの哀れな雑草は
嗚呼　養分となり朽ちていく
[Verse 2]
暴君王女が恋するは
海の向こうの青い人
だけども彼は隣国の
緑の女にひとめぼれ
嫉妬に狂った王女様
ある日大臣を呼び出して
静かな声で言いました
「緑の国を滅ぼしなさい」

[Pre-Chorus]
幾多の家が焼き払われ
幾多の命が消えていく
苦しむ人々の嘆きは
王女には届かない
「あら、おやつの時間だわ」

[Chorus]
悪の華　可憐に咲く
狂おしい彩りで
とても美しい花なのに
嗚呼　棘が多すぎて触れない

[Verse 3]
悪の王女を倒すべく
ついに人々は立ち上がる
烏合の彼らを率いるは
赤き鎧の女剣士
つもりにつもったその怒り
国全体を包み込んだ
長年の戦で疲れた
兵士たちなど敵ではない
[Pre-Chorus]
ついに王宮は囲まれて
家臣たちも逃げ出した
可愛く可憐な王女様
ついに捕らえられた
「この　無礼者！」

[Chorus]
悪の華　可憐に咲く
悲しげな彩りで
彼女のための楽園は
嗚呼　もろくもはかなく崩れてく

[Verse 4]
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨してた
齢十四の王女様
処刑の時間は午後三時
教会の鐘が鳴る時間
王女と呼ばれたその人は
一人牢屋で何を思う

[Pre-Chorus]
ついにその時はやってきて
終わりを告げる鐘が鳴る
民衆などには目もくれず
彼女はこういった
「あら、おやつの時間だわ」
[Chorus]
悪の華　可憐に散る
鮮やかな彩りで
のちの人々はこう語る
嗚呼　彼女は正に悪ノ娘